どっちか知りたい!
自動巻きの腕時計をどちらに回転させれば動き続けるかが知りたい
実際に自分で「試してみたい、確認してみたい」
・時計回り?
・反時計回り?
・両方向回転?
そんなことを知ることができます。
自動巻き腕時計に興味があればとても気になることです。
何で買うか
いま、自動巻きの腕時計を持っています。自動巻きですので腕時計を手首に着けて生活(腕を振る、動かす)していれば自動的にゼンマイが巻かれて、その動力で腕時計が動くという電池や充電要らずのものです。
一方、電池式や充電式のものは電池が切れたり充電がなくなったりしなければ(物理的に壊れる場合は除きます)、使わないで置いておいても動き続けます。しかし、自動巻きの腕時計は使わないで置いておくと、ゼンマイが巻かれませんので数日で止まってしまいます。
毎日、自動巻きの腕時計を着けていればいいですが、腕時計をいくつか持っていると日によって着ける腕時計を変えていくことがあります。そうするとその間は使わない日があるということです。
数日使わないと自動巻きのものは止まってしまいますので、しばらく使わないときは手動で手巻きをしておかないといけません。しかし、手巻きすることを忘れてしまうこともあります。
このような場合に便利なのはワインディンマシーンというもので、それに腕時計をセットしておけば腕時計が回転してゼンマイを巻いてくれます。そうすれば自分で手巻きをしないで済んでとても重宝します。
回転する方向は?
自動巻きの腕時計には巻き方向のパターンがいくつかあります。
・時計回り
・反時計回り
・両方向回転
このようにいくつかのパターンがありますが、その前に自分の持っている自動巻き時計がどれに該当するのかを知りたいと思いました。いま、持っている腕時計はMIYOTA製の9015というムーブメントが使われています。
今回、ワインディングマシーンを使って巻き上げをおこないたい腕時計は次のものになります。
TEN TO SEN 1st STANDARD
こちらの腕時計については、次の記事を参照してください。
※しばらく分かりづらい私の頭の中の思考実験になりますので、読み飛ばしていただいてかまいません。
巻き方向について~時計回りという場合は?
ワインディンマシーンに腕時計をセット(時計の文字盤が上の状態)して時計回り(右方向)に回転させるとします。そうすると、重力でローター(柱時計の振り子のようなもの)は下向きの位置から動きませんので、内部のローターは反時計回り(左方向)に動いてゼンマイを巻いているということになります。
右巻きか左巻きのどちらかと考える場合、腕時計を時計回り(右回り:右回転)させればゼンマイは左に巻かれていることになるので、これは左巻きになるのでしょうか?そう考えると右巻きなのか左巻きなのか頭の中が混乱してしまいます。
これを分かりやすくするにはゼンマイを「右巻きするか、左巻きするか」というように考えるのではなく、ワインディングマシーンにセットして時計回りに回転させるか、それとも反時計回りに回転させるかだけを意識すれば良くて考えすぎないことです。
この9015のムーブメントが時計回りなのか反時計回りなのかが知りたいので、ワインディングマシーンを買うときは、「時計回り、反時計回り」の両方に対応したものか、もしくは、両方向回転の1つのパターンしかないものにするかの選択になります。
しかし、両方向回転だけのパターンしかない場合、自分の持っている腕時計がどちら回りの回転もしくは両方向回転なのか分かりませんので、選ぶとしたら「時計回り、反時計回り」の両方に対応したものを選びます。
実際にワインディンマシーンを使う
回転方向について
回転の種類は次の4つ、あとOFFがあります。※作動、停止を繰り返します。
A.時計回り→停止
B.反時計回り→停止
C.時計回り→停止→反時計回り→停止
D.時計回り→反時計回り→停止
OFF
まずは、時計回りに回転
まずは、ワインディングマシーンの設定を時計回りにセットして回転させます。これで2日動かしてみて時計が止まらなければ時計回りの回転で使うことになります。今回の自動巻き腕時計の駆動時間が42時間(最大巻き上げした時)なので、丸2日巻き上げしなければ止まります。だから、止まらずに動いていればそのようになります。
どちら巻きかを知る
2日といわず3日ほど時計回りに回転(時計回り→停止の繰り返し)させていましたが、腕時計は動いていました。つまり、ワインディングマシーンを時計回りにセットすればゼンマイを巻くことが出来るということです。
しかし、これでは両方向回転でもゼンマイが巻かれる可能性が残っています。だから、今度はワインディングマシーンの設定を反時計回りにセットして回転させます。その結果、2日後には腕時計が止まってしまいましたので、反時計回りに回転させてもゼンマイは巻かれないということになります。
つまり、ワインディングマシーンにセット(時計の文字盤が上の状態)して、時計回りに回転させた場合にゼンマイが巻かれるということになります。これで回転方向を知ることが出来ました。今回の目的を達成しました。
気になること
回転方向を気にしなければ
両方向回転しかできないものでしたらこのようなことを知ることができませんでしたが、両方向回転ができれば時計回りでも反時計回りでも対応できます。そうすると、どちらに回転させればいい知らなくても問題はないです。
目的が自動巻きの時計が止まらないようにするのであれば両方向回転のみでもいいわけです。ただ、私の目的は、どちら(右か、左か)の回転または両方向回転なのか?を知りたかったので、今回このような選択をした次第です。
まとめ
どっちか知りたい!
自動巻きの腕時計をどちらに回転させれば動き続けるかが知りたい
実際に自分で試してみたい、確認してみたい
・時計回り?
・反時計回り?
・両方向回転?
そんなことを知ることができます。
自動巻き腕時計に興味があればとても気になることですね。
ネットで検索すればどちらの回転または両方向回転か調べることもできますが、実際にそうなのかを自分自身で、「試してみたい、確認したい」という気持ちがありましたので、気分的にもすっきりすることができました。
今回は以上になります。
ご覧いただきありがとうございます。