ほしいけど、ちょっと価格が高いなぁ
・ソーラー電波腕時計は便利だ
・しかし、価格が割高である
・もう少しお手頃価格で買えないか?
という方におススメな腕時計です。
今回の腕時計は、シチズンが展開するQ&Qシリーズのソーラー電波腕時計です。
一般的なソーラー電波腕時計は
まず腕時計で面倒なところ
腕時計を使うときに面倒だなぁと思うことがいくつかあります。大きく2つの点に今回は注目してみます。
1つ目は電池交換です。腕時計の動力としては、手巻き、自動巻きの電池を使わないもの、電池式で2、3年ごとに電池交換が必要(が多い)なもの、太陽などの光で繰り返し充電ができるもの、と色々あります。
手巻きは自分でリューズをまわして巻き上げて動かしますし、自動巻きは腕につけてその腕を振ることで巻き上げます。電池式とソーラー充電式の違いは電池式の場合は2、3年ごとに電池交換が必要になる場合がありますが、ソーラー充電式は繰り返し充電をおこなうことで電池交換しないで使えます(私物のソーラー充電式の時計は充電を繰り返して9年近く動いています)。
2つ目は時刻合わせです。手巻き、自動巻きですと、例えば日差±15秒だとか、電池式やソーラー充電式(電波受信しない場合)で月差±30秒という場合もあります。そうしますと、少なからず時刻がズレますので定期的に時刻合わせが必要になります。
ソーラー充電機能があれば
上記で腕時計を使うときの面倒な点を2つ上げました。順番に見ていきましょう。
ソーラー充電機能は、太陽や蛍光灯などの光によって充電をおこない、かつ、繰り返し充電をすることができます。電池式のように数年ごとに電池交換が必要になりますと、そのたびに自分で交換するか、時計店や電気店にいって交換してもらわないといけません。
もちろんお店の人がちゃんと交換してくれるので時計店に持っていけば済む話です。しかし、何かといそがしい日々を送っていると、つい時計店に持っていくことを忘れたりして、いつまでも電池交換ができないということもあります(ものぐさな私のことです)。
その点、ソーラー充電の場合は光にきちんと定期的に当てていれば、勝手に充電してくれますので電池交換のわずらわしさから解放されます。
電波受信機能があれば
次は時刻合わせです。腕時計を使っているとどうしても時刻がズレます。今はスマホを見れば正確な時間がわかりますので、そうすると、スマホで時間を確認した方が正確だ、ということになってします。
そうすると、腕時計いる?となってしまいます。そのように考えて腕時計をしなくなった方も多いでしょう。ただ、スマホは移動するとき鞄にしまっていることが多いので、時間を確認するときは、わざわざ鞄から出すか、そうでなければ、常に手に持っていないといけません。
腕時計ですと腕につけているわけですから、(洋服にかくれている場合はありますが)腕を少し上げたり、すこしひねったりすれば時刻を確認することができます。少ない動作で時刻を確認することが出来ます。
と主張するのであれば、やはりスマホ並みに正確な時間を表示させる必要があります。そうしたときに電波時計の登場です。電波受信機能が搭載されていれば手動で時刻合わせをしないでも自動的に時刻修正をしてくれます。
アナログ時計の時刻合わせの場合、時間はまだ合わせやすいですが、日にちや曜日は小さいリューズを操作するのが大変ですし、デジタル時計で時刻合わせをするのは手順を覚えるのが難しいです。
しかし、価格が割高である
ソーラー充電、電波受信(時刻修正)という機能が追加して搭載されていますので、当然、これらが搭載されているものと、されていないものでは価格に差が出てきます。国内メーカーのソーラー電波腕時計をみていますと、1万円前後、またはそれ以上の価格帯が目につきます。
その価格帯ですと少し高いなぁと感じる方もいるでしょう。せめて6、7千円くらいで買えないか?と私も思いました。そうしましたら、今回の商品をみつけました。価格も実売6、7千円内におさまっていて、しかも、国内メーカーのシチズンが展開している腕時計です。
今回の腕時計の良い点
価格が手ごろ(他の国内メーカーのものと比較して)
ECサイトで商品を探してみると、国内メーカーの出しているソーラー電波腕時計は実売価格が1万円を超えているものが目につきます(特売時、特売品を除く)。腕時計をつけない方も多い昨今においてはそこまで予算を割けないことでしょう。
そうした状況においては価格が安いということは、それだけ選択してもらえる機会を増やすことになると考えます。しかも、国内メーカーが展開しているブランドという安心感もありますので、そう考えると割安感も出てきます。
ディスプレイの表示が見やすい
この時計の最初の印象は時間の表示が大きくて、ディスプレイが見やすいということです。違う見方をすれば、搭載されている機能が絞られているともいえます。機能が絞られてシンプルだからこそディスプレイ表示もすっきりしていて、表示されている数字も大きくすることが出来るのではないかと私は考えます。
色々な機能が搭載されていますと、どうしても表示しないといけない情報が多くなりますので、そのぶん1つ1つの表示内容が小さくなってしまいます。そうすると結果的にディスプレイ表示がごちゃごちゃしてしまうのです。
操作ボタンが大きい
ボタンが大きいので、押しているがどうもうまく押せていない、思うように操作ができない、ということがありません。ボタンを押しているという感覚通りにボタンを押せます。何のことかと思われるかもしれませんが、操作性を考えたらとても重要です。
ボタンが小さいと押せているのか、押せていないのかが、よくわからないことがあります。大概そのようなときはうまく押せていないので、もう一度ボタンを押すことになります。実際私も、小さいボタンだと何回も押しなおしたことがあります。
実用品に徹している
必要十分な機能が備わっています。ソーラー電波機能以外では、アラーム、時間計測(クロノグラフ)といったデジタル時計に多く搭載されている機能は搭載されています。加えて、上記に記載したとおり、価格が手ごろ、ディスプレイの表示が見やすい、操作ボタンが大きい、といった特徴を持っています。
まさに実用品として存在している、という印象が強いです。
注意点は?
商品にストーリー性はない
腕時計はもちろん時刻を知ることができるという実用品です。しかし、それ以外にも趣味として収集の対象となる、また、持つことが一種のステイタスになる場合もあります。それは、実用性を超えた歴史や伝説などが加わることでもあります。
しかし、この実用性に特化した腕時計にはそのようなものは感じられません。ただただ、愚直に、基本的なことを必要なだけ繰り返しておこなっていく腕時計です。だからこそ、価格的にもその分お手頃になるのではないでしょうか(私見です)。
まとめ
実用品として潔いです。
実用品であることに徹した商品だと感じました。ですが、あったらいいなと思う機能(ソーラー充電電波受信機能)を搭載した腕時計で、実用品として潔いです。必要十分なものはあります。ソーラー電波腕時計をもう少し手ごろな(安い)価格で手に入れたい方にぴったりな腕時計です。いろいろな選択肢から皆さんのこれは!という商品を見つけてみてください。